2020/10/21
食物アレルギーが起こる理由 ~パート1~
~ 免疫とアレルギー ~
免疫は細菌やウイルスなどの病原体や異物の侵襲を排除する為に人体に備わった巧妙な防御体系で、
人体は抗体をつくったり、自然免疫や細胞性免疫なども組み合わせた複雑な免疫反応を介することで、
病原体や異物を排除します。本来ならば身体にとって有益なこの反応が、
何らかの理由により行き過ぎたものになってしまったのがアレルギーになります。
アレルギー反応にはI型~IV型の4つがあり、代表的アレルギー疾患はI型とIV型に含まれます。
食物アレルギーは主にI型反応になります。
・I型反応の抗体はIgE抗体で、アトピー性疾患(食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、喘息など)
の病原形成に深く関わってきます。
I型アレルギー反応(即時型反応)
IgE抗体が反応。人体にアレルギー反応を起こす物質のことを抗原
(アレルゲン、アレルギー原因物質とも呼ぶ)と呼び、
抗原に対する抗体(体内に侵入した抗原に対して身体が作り出す免疫に関わるタンパク質のこと)が
IgE抗体になります。
抗原としては→卵・牛乳・小麦などの食物やホコリ・ダニ・動物のふけ・花粉などがある。
抗原が体内に入ってくると、これを排除しようとして細胞中のBリンパ球がIgE抗体作ります。
IgE抗体は、皮膚や粘膜下の組織に多く存在しているマスト細胞(肥満細胞)の表面くっつきます。
マスト細胞の周りにアンテナが張られたような状態になる事で、これを感作と言います。
マスト細胞の中には、ヒスタミンやロイコトリエンなどの様々な化学物質がつまっています。
食物や吸収、接触を通して、感作された人の体内に再び抗原が侵入するとそれらは、
マスト細胞の表面上にあるアンテナ(IgE抗体)にひっかかり結合する。
結合するとマスト細胞が活性化されて、中に詰まっている化学物質が放出される。
これらの化学物質による刺激で、血管から血しょう成分が漏れてむくみやかゆみを生じさせたり(じんましん)、
気管支を収縮させて喘息発作を起こしたりする。
これらは、体内に取り込まれた直後から2時間以内に症状が起こるので、即時反応と言う。
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