2020/10/27
皆様こんにちは。今回は、主にスポーツの場面で取り上げられることが多い、パワーとスピードについて取り上げていきたいと思います。ここでは、物理学的な解釈ではなく、より実践のパフォーマンスに基づいて説明していきたいと思います。
まずパワーというのは短い時間で大きな力を出す能力のことで、スピードは、短い時間に速く動く能力であるといえます。パワーとスピードは、往々にして相反する要素として考えられていますが、実は反対どころか、共通の能力であるといえます。
また、パワーとスピードは、筋量や体重と相関性が高いいと一般的には考えられることが多いですが、実はそうではなく、持って生まれた筋肉を構成している筋繊維の種類がパワーとスピードに大きな影響を与えるということが重要となります。 筋量が比較的少ないく体重が軽い場合にはスピード型、また筋量が比較的多く体重が重い場合にはパワー型という概念が一般的ですが、筋肉の太さや大きさによって決定される筋量ももちろんパワーに影響を与えますが、TypeIIx(速筋)、Type I(遅筋)、またTypeIIa(速筋と遅筋の中間)の3種類ある筋繊維をどれだけの割合で持ち合わせているか、という要素が、よりパワーやスピードにより大きな影響を与えるといえます。
Type IIx, いわゆる速筋はパワーやスピード等の短い時間に大きな力を出したり、より速く動く場面で稼働される筋繊維で、速筋の割合の高い人間の場合、筋量を必要以上に増やすことをしなくとも、筋量がより多くても速筋の割合が少ない人間よりも大きなパワーを出すことが可能です。
また、パワーもスピードも速筋がベースなのでパワーとスピードを同時に持ち合わせることは可能で、むしろパワーとスピードには高い相関性があるといえます。つまり、パワーとスピードの両方をトレーニングしもち合わせる方が、お互いが影響しあいより高いパフォーマンスが得られるといえます。 更に詳しく知りたい方は下記のURLへアクセスしてください。